日本VS対戦チーム

著者: SporTipsオフィシャル


グループH 日本戦分析

ロシアワールドカップ2018,グループHの日本代表の試合についての分析を行う。

 

日本VSコロンビア

2-0でコロンビアの勝ちと予想した。

南米予選ではやや苦戦した感のあるコロンビアだが3/24にはアウェーでフランスを下すなど復調気味。ハメス・ロドリゲスやラダメル・ファルカオも健在で、前回大会でも完敗している中、どこまで食い下がれるか。

 

日本はどう戦うか?

ワールドカップ初戦にして、最も苦戦が予想されるコロンビア戦。

攻撃に耐え、粘り強く試合を重ねることで相手の集中力が乱れる可能性もある。逆に、簡単に点を許してしまうと、勢いに乗せてしまい大量失点の可能性もある。試合開始から終了まで集中力を切らさないことはもちろん大事なのだが、初戦だけに試合の立ち上がりはより慎重に入ることが大事だ。

コロンビア戦はやはり豊富なタレントを抱える攻撃を受け止めることが最も大事である。格下の日本が相手で、かなり前がかりに来ると思われる。厳しい攻撃に耐えたところにカウンターのチャンスが来る。少ないながらも日本に決定機は訪れそうだ。そのチャンスを確実に決めることがコロンビア戦で勝ち点を得るためには非常に大事だ。

南米勢特有の気質か、集中力が切れる時間帯にはファウルが増える傾向にもある。ブラジル戦、ウクライナ戦とセットプレーからの得点を決めており、強豪相手にも立派な武器であると言えるだろう。試合の中でもムラの大きい相手に、日本人らしい90分集中した姿勢が求められるだろう。

 

注目選手

攻撃陣では本田圭佑と大迫勇也に期待したい。個人技に優れるコロンビアが相手とはいえ、本田と大迫のポストプレー、ボールキープ力は日本の武器となるはずだ。前線でのボールキープを攻撃の起点として、チャンスメイクに活かしたい。そこから両サイドへの展開等、素早い攻撃が得点につなげるためにも、本田や大迫が前線でボールを保持することが必要だ。コロンビアの展開の速いサッカーに付き合う必要もなく、攻めながらもペースダウンを図れるとリスク低減が期待できる。

守備陣では、サイド攻撃が多いコロンビアの特徴を封じるための両サイドバックの活躍が期待される。豊富なスタミナを武器にしつこく食い下がる長友佑都はクアドラードとのマッチアップが、マルセイユではセンターバックで起用されることもある酒井宏樹はハメス・ロドリゲスとのマッチアップも予想される。2人が外側をがっちり守ることで攻撃の起点を潰すことでコロンビアに得点機を与えないことが重要となる。サイド攻撃を封じれば、そこがカウンターの絶好の狙い目となる。

 

日本VSセネガル

2-1でセネガルの勝ちと予想した。

選手個人の能力には苦戦するものの、戦術や組織面では粗さがあるセネガル。個対個でしっかり対応できればチャンスはありそうだが。

 

日本はどう戦うか?

3/23のマリ戦では、ある程度のチャンスは作っていたものの、主にディフェンス面で不要なファールを重ねてしまい、PKも献上しドロー決着となってしまった。アフリカ人独特のリズムに苦戦してしまった形だったが、この試合は選手起用等テストマッチの意味合いも強く、ベストメンバーで望むワールドカップ本大会ではアフリカ勢とのマッチアップ経験ある海外組が多数を占めることが考えられることから、マリ戦のときほどの苦戦はしないのではないかと考えている。

身体能力は優れているセネガルであるが、組織としての課題はある。やはり日本のつけこむスキはそこにある。直前に監督が代わった日本は、ボールを確実に保持する戦略を取るものと方針を変える可能性が高い。じっくりと攻撃を組み立てることができれば守備の連携の難のあるセネガル相手に得点の芽は出てくる。アフリカ勢が相手であれば、必ず日本が優勢に進められる時間帯があるはずだ。その機会を逃さず戦いたい。

ディフェンス面も同様だ。サディオ・マネらの個人技は優れていたとしても組織的な攻撃という面では若干劣る。対する日本も、個では勝てずとも組織的なディフェンスでしっかり対応すれば攻撃の芽はつぶせるはずだ。

攻守両面で個のセネガルに対し、組織の日本。直前に監督が日本人監督に代わり、和や組織という面が重視されることが予想される。この強みを活かしていきたい。

 

注目選手

長友佑都に期待したい。セネガルの右ウイングのサディオ・マネは非常に強力。マッチアップするのは日本の左サイドバックの長友だろう。まずは攻撃の芽を潰すことも大事であり、カウンターの際にはその裏を狙うという攻守両面でタフな役割を担うことになる。小柄とはいえ強靭なボディバランスと驚異のスタミナを持つ長友がこの試合の鍵を握るのではないかと見ている。

攻撃面では原口元気や宇佐美貴史、招集されれば乾貴士といったドリブラーに期待したい。遅れて足が伸びてくるとも言われるアフリカ勢のディフェンスだが、スピードあるドリブラーが切り裂けばファウルを貰えるチャンスとなるのではないか。過去ワールドカップで直接FKからゴールを決めた本田圭佑、セットプレーからの得点を予感させた柴崎岳、中島翔哉らが揃っており、積極的なドリブル突破を見せてもらいたいものだ。

 

日本VSポーランド

2-1でポーランドの勝ちと予想した。

噛み合った試合になり、日本の得点も期待できるのだが、決定力の差が最後には出てしまうのではないかという予想だ。

 

日本はどう戦うか?

個人技のコロンビア、身体能力のセネガルと比べ、選手の体格やチーム戦術と言った面では非常にオーソドックスな相手と言える。試合自体は噛み合ったものになると予想しているが、気になるのはやはり3/27のウクライナ戦でチャンスらしいチャンスもほとんど作ることができずに敗れた点だ。当時は縦に速いサッカーを目指し、相手にボールをもたせる戦術であったが、ミスをしない相手にはカウンターのチャンスもなく、いいように利用されてしまっていた印象だ。しかし監督も代わり、さすがに選手から不満もあったと言われる戦術を踏襲するとは思えない。ある程度じっくりボールを保持した戦略を取るとは思われる。

最も怖いのはレヴァンドフスキの決定力である。ゴール前でボールをもたせてはいけない選手である。もはやある程度の失点は覚悟しなければいけない選手である。日本代表のGK、DF陣の力が足りないからというわけではないが、ワールドクラスのストライカーはどんな状況でも点を取れるパターンを持っている。

レヴァンドフスキを中心とした攻撃力は驚異であるものの、ワールドカップ予選でも失点を重ねたように、ディフェンス陣にはやや難点がありつけこむスキはある。大柄な選手も多いことからスピードへの対応への不足がありそうだ。スピードを活かしたドリブル突破や、裏への抜け出しといった日本の特徴を出せると、得点のチャンスは生まれそうだ。

注目選手

長谷部誠と山口蛍に注目したい。世界最高峰のストライカー・レヴァンドフスキをストップするのは容易ではない。レヴァンドフスキに仕事をさせないためにはボールを持たせないこと、つまりボールの供給を防ぐことが重要である。決定機を与えないための守備的な中盤の選手の働きに期待したい。本番ではどのようなメンバー構成になるのかが見えないところではあるものの、守備的な中盤の選手のがんばりがこの試合の鍵を握りそうだ。

攻撃陣の期待は中島翔哉である。失点も多いポーランドが相手だけに、チャンスを確実に点に結びつけることができれば打ち勝つ可能性はある。切れ味鋭いドリブルと直接ゴールを狙えるミドルシュートを持っている中島に期待したい。ハリルホジッチ監督の時代も先発出場はなく、招集されてもスーパーサブとしての出場が考えられるが、ポーランド相手に中島のようなタイプは非常に期待できそうだ。

 

さいごに

日本代表にも明るいニュースはある。監督がハリルホジッチから西野朗に交代することだ。ワールドカップ本大会直前での監督の交代とネガティブになるところではあるが、ワールドカップ予選の後、国内組のみで戦ったEAFF E-1 サッカー選手権を除けば格下のニュージーランドに辛勝したのみの1勝3敗2分。チームの状態としては最悪に近いところからの監督交代であり、これ以上下がることはなく、チーム力は向上することが期待できる。

幸い、大会直前にもまだ強豪とのテストマッチが3試合残っている。選手起用も新選手の抜擢よりは実績のある選手の返り咲きということが予想される。ハリルホジッチ監督も、積極的な若手の起用を続けてきた結果、中島翔哉や森岡亮太といった楽しみな選手が出てきたことも事実である。新戦力と実績ある選手の融合が3試合でどこまで整うのか、楽しみにしたい。

戻る